一斉招集日も過ぎ、各塾の2022年組の合格実績が固まりつつあります。
各塾の合格実績ですが、「御三家」を前面に出して公表しています。
合格実績の指標として分かりやすいというわけですね。
さて、以下に書く記事は、「御三家」という呼称からの言葉遊びなので、深い意味はありません。
遊び半分でお読みください。
★中学受験界の「御三家」とは?
中学受験界の「御三家」といえば、
「男子御三家」は、開成、麻布、武蔵であり、
「女子御三家」は、桜蔭、女子学院(通称「JG」)、雙葉です。
中学受験界の「御三家」も、徳川御三家(尾張徳川家、紀州徳川家、水戸徳川家)に因んでいると思われます。
どの学校が、どの徳川御三家っぽいかを想像するのも面白いです。
★「共学御三家」はないのか?
ふと疑問に思うのは、「男子御三家」と「女子御三家」があるのに、「共学御三家」がパッと出てこない点です。
東京縛り、私立縛り、2/1縛りを考えないとすれば、中学受験界における「共学御三家」は、
筑波大学附属(通称「筑附」)
渋谷教育学園渋谷(通称「渋渋」)
渋谷教育学園幕張(通称「渋幕」)
でしょう。
(偏差値で選びました。異論があれば、ごめんなさい。)
★「将軍家」はないのか?
ここに、「男子御三家」、「女子御三家」、「共学御三家(※僕の勝手な選定です。)」が出揃いました。
しかし、中学受験を伴走してきた親なら
「あれ?あの異次元の中学校が入っていないな。」
と疑問に思うはず。そして、
「そういえば、『御三家』って、『将軍家』じゃないよな。」
とも思うわけです。
「御三家」があるのに、なぜ「将軍家」がないのだろうという疑問ですね。
では、「将軍家」を考えてみましょう。
おそらく、衆目の一致するところだと思いますが、中学受験界の「将軍家」は、筑波大学附属駒場(通称「筑駒」)ではなかろうかと思い至るわけです。
★「四天王」という呼称もあるらしい
「御三家」はポピュラーな呼称ですが、「四天王」という呼称もあるようです(なお、「四天王」は、本来、仏教用語です。詳しくは知りませんけど。)。
特に、女子校では、新御三家の一角とされていた「豊島岡」を加えて、桜蔭、JG、雙葉とともに「女子四天王」と呼称されるようになってきたようです。偏差値や進学実績からすれば当然ともいえる話ですね。
では、「男子四天王」というのもあるのでしょうか。
どうやら、「男子御三家」に「駒場東邦」(通称「駒東」)を加えることで「男子四天王」といわれることもあるようですね。もっとも、東京縛りにするとしても、「海城」は入らないのかなどという疑問も湧くところです。
そうすると、もう「四天王」として調整するのは大変なので、
開成、麻布、武蔵、駒東、海城を合わせて、
「男子五摂家」でいかがでしょうか。
(なお、「五摂家」というのは、藤原氏を源流とする公家のほにゃららです。)
さらに東京以外も考えるとすれば、
「聖光」はどうなんだ
「栄光」もあるだろ
「浅野」はどうすんだ
などと、混沌としてきます。
「五摂家」に3校も加わると8校になって大変ですが、例えば、「男子G8」という表現もありえますね。
★偏差値や進学実績を踏まえるとどうなるか
次第に、何が何だかわからなくなってきましたが、偏差値や進学実績を踏まえて指定校を決めていると思われる鉄緑会さんを参考にして、新たな呼称を考えてみるのもありかもしれません。
鉄緑会指定校は、2022年2月14日現在、全部で14校あるようです。
(開成、桜蔭、筑駒、麻布、駒東、海城、筑附、豊島岡、JG、雙葉、渋幕、渋渋、聖光、栄光)
これらの学校を分析すると、女子校は「女子四天王」とぴったり合い、共学校は前述した「共学御三家」とぴったり合います。
しかし、鉄緑会指定校の男子校のなかに、武蔵や浅野が入っておらず、全部で、男子校が7校になっています。鉄緑会指定校の男子校を、例えば、「男子七本槍」とか、「男子七福神」とでも呼称しましょうか。
・・・残念ながら、14校をまとめる良い呼称は思い浮かびませんでした。。
以上「御三家」から考える言葉遊びでした。
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