先日に引き続いて、出題本予想はあたったのかの検証です。
先日の男子4校(筑駒+御三家)については全く的中しなかったわけですが、では、女子校はどうだったのか。
本日は、女子御三家について検証していきたいと思います。
基本的には物語文の的中をみていきますが、JGはエッセイです。
『そらのことばが降ってくる:保健室の俳句会』
(著者:高橋克弘さん/発刊年月:2022年9月)
→ 的中。
ポプラ社の本なので、発刊時点から注目しており、さっさと購入して読んでいました。でも、桜蔭で出題されるとは思わなかったなぁ。受験直前期の「さぴあ」(2022年2月号)でも紹介されていましたので、もしかしたら、直前期に読んでいた方もそれなりにいたのかもしれません。
桜蔭の最近の出題傾向は、前年の夏から秋にかけて発刊された本が多いですね。
桜蔭の国語の問題には選択肢問題がほとんどなく、大半が記述問題であるため、試験問題を作成する時間が他校と比較してかからないのかもしれず(選択肢問題が多いと誤答を回避するために、チェックするための時間を要することになる。)、直近に発刊された書籍でも試験問題を作成することが可能となるのではないでしょうか。あくまでも、仮説ですが。
この傾向が維持されるか、後述するJGや雙葉のように、古典的な本にシフトしていくのかは要注目です(古典的な本にシフトされると、的中させることはほぼ不可能。)。
「色鉛筆」(『インク壺』)
(※物語文ではありません。エッセイです。)
(著者:増田れい子さん/発刊年月:1988年11月)
→ 的中せず。
この本を的中させることは不可能。
JG。。セレクトが渋すぎるぞ。。。
だいたい、エッセイを的中させるのは、難しいんだよね。
エッセイは、そこらじゅうに溢れているので、エッセイを出す学校については、出題予想は、ほとんど無意味。
「菜の花の小娘」
(著者:志賀直哉さん/発刊年月:かなり昔)
→ 的中せず。
著者は志賀直哉さん。。
アマゾンや楽天を引用するのも憚られます。
著者は有名であるけれども、必ずしも代表作ではないという微妙なセレクトをしている。斜め上というか。。
こういう方向での出題は当てにくいですね。
雙葉も渋いな。。。。
さて、次回は、共学の検証にいくか。
★SAPIX通塾に参考になるブログ
★2022年受験に参考になるブログ
★2024年受験に参考になるブログ
★中学受験全般に参考になるブログ