マンスリーテスト(6年10月)の国語で、長女に薦めていた本が出題され、気を良くしたので、調子に乗って、今度は随筆的文章の出題を予想してみたいと思います。
ここで「随筆的文章」と表現したのは、エッセイと随筆を合わせてみたものです。どうやら、中学受験界では、説明文と論説文には違いがあるらしく、合わせて「説明的文章」と表現することもあるようなので、それに倣ってみました。
(もしかしたら、「随筆的文章」という表現は既に中学受験界であるのかもしれませんが。)
出題予想の視点は、①これまで出題されたことがある文章を出したいと思う出題者はいないと思われるため、最近のものであること、②文章の長さが出題に適していること、③党派性があまりないこと、④執筆者の主観が入りすぎていないこと、です。
随筆的文章は、新聞や雑誌、ネット上に溢れています。当然、玉石混交です。
そんななか、光村図書出版が、毎年、『ベスト・エッセイ』という本を出していることを知り、気になっていました。
光村図書といえば、教科書の編集・発行をしている出版社なので、光村図書が出版したのであれば、中学入試に出題する文章として適しているものが載っている気がします。
およそ、中学受験生の親でなければ、手に取ることはなかったと思いますが、『ベスト・エッセイ2021』を購入してみました。
新聞や雑誌等に載っていたものを集めた書籍です。
77編もあり、1編が5頁前後のものが多く、中学入試の出題から考えると、若干、短いと思う随筆的文章が多いですね。
ざっと、目を通したうえで、これは出題可能性があると感じた随筆的文章を長女に読んでもらいました。
です。
比較的長く、7頁(1頁は、おそらく500~600字)で、元の出典は「暮しの手帖」です。
当たり前ですが、素敵な話です。
まとまりも素晴らしい。
長女に読んでもらったら、この文章であれば、こういう記述問題が出るはずで、そして、解答はこうなるはずだということを話していました。
一応、リンクを貼りましたが、他のエッセイも読んでみようと思う方はともかく、この1編のために本を1冊購入するのは疑問です。
そのような場合、図書館で借りた方がよいのではないかと思います。
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